私が今まで使用していたElite社製ディレートというスマートトレーナーをビジネスパートナーに旅立たせることになりましたので私の元に新しく来た相棒です。
初めて購入したローラで愛着がありましたので少々さみしい気持ちがありますし特にディレートに不満はありませんでした。問題も一切なく私の出力を受け止めてくれた良い子でした。
今回はロードバイクやMTB初心者にも楽しさを共有したいと思ったので珍しくしっかりと開封から写真などなど撮りました。有名なロードバイクブログ及び実業団界の重鎮とは違う視点で記載したつもりですので御覧いただければ幸いです。
開封前
ワイズロードオンラインで購入
まずワイズロードオンラインにアクセス
会員登録ボタンをクリックします。
メールアドレスを入力して確定。
入力したメールアドレス宛に登録用のリンクが張りつけられて
送付されてくるのでそのリンクをクリックして名前の登録をする。
登録しなくてもできますが、ポイントが貯まるのでそちらの方が良いかと。
購入手続きから発送までは半日
発送から到着までは北海道は2日
特に問題もなくですね到着しましたが思ったより早くてビックリですね。
3日は掛かると思ってたのでww
開封
配送用の段ボールにパッケージ段ボールが入っていると思ったのですが、パッケージ段ボールだけで来ました。大丈夫なのかUSA?と思ったりもしましたが開けてみたら杞憂に終わりました。上下の衝撃にも段ボールだけで対応してそうですし、余計な発泡スチロールを使わずに段ボールの綺麗な作りこみで余計なコストは避けてるように感じられます。これはホント企業努力ですね。
付属部品の確認
現在装着されているのがクイックリリース用のアダプター。今までのデファクトスタンダードだったものですね。私は今でもこれが超デファクトスタンダードです。
スルーアクスルやMTBのエンド幅などそれぞれの異なった規格のマシンで使用可能です。
このスペーサもCNC削り出しのような綺麗な状態。前のスマートトレーナーは金型に流し込んだだけで正直綺麗では無かったです。負荷がかかるところでそこまでの精度が必要ないところなので前のスマートトレーナーが悪い訳ではなく、SARISH3の作りが良すぎてる。(業界の回し者じゃありません。ちゃんと買いました。)
付属部品は少ないですね。六角レンチとかそういうものも無くあとは走りなさいと言わんばかりの最小構成。
外観
外国に外注せず町工場で作ったらしく、顧客満足度への追及は目を見張るものがあります。しかも州すらもほとんど跨がない。凄いの一言です。
日本だとほぼ県内で部品調達から生産まで行い、グローバル化している企業は少ないのではないでしょうか。
この質感と洗練度は私大好きです。廉価版の車(営業車)や軽自動車の内装にあるようなプラスチックのパリパリ感が無いのです。最近の日本製も材料から一貫して日本で作っているところが少ないのでここまでのハイクオリティを見ることが少なくなったように思います。SARIS(サリス) H3はUSA製ですがドイツのハイエンド製品とか昔の日本製品を思い描きます。(日本は今でもありますけどね、メディア露出させることをしていないだけで。)
スペック
ホームページとかから抜粋しようと思いましたが結局購入前の下調べで皆さん見ることにはなるともいますのでリンクを貼っておきます。
セットアップ
SARISH3!使用する準備まで5ステップ!
我ながらキャッチーなサブタイトルができた。
先に書きますが一番レビューで欲しかった絵なのに良い意味で落胆です。
1.ひっくり返します。
2.アームを開きます。
3.土台を取ります。
む。ちょっとこれはMTBのブレーキを押さえるやつやん。優しいだろそれはww
MTB購入したときについてくるのに、、、顧客満足を抑えてる。すごい。
4.スプロケット装着
5.完成
え、困りました。5ステップとか言っても絶対どこかの工程で困るところとかあるかと思いきやマジこれだけです。説明書見直しました。繰り返しますがこれだけです。
すごくユーザビリティが高い、、、前のスマートトレーナーはアームをゴツイボルトで固定することが必要でしたのでこれは本当にユーザビリティが高い。誤解の無いように申し上げておきますが前のスマートトレーナーもとても良い製品です!!今回購入することになったキッカケがなければ買い替え予定はありませんでした。
しかもですよ。11速以外のスプロケ用のスペーサが付いていて、こんなものここにあるからアピールしなくても小物が入っている袋に一緒に入れてしまえばいいものなのに輪ゴムで抑えているんです。スペーサーが曲がるとか精度の問題やユーザが無くすことへの配慮なのか心意気が素晴らしい。個人的に思うことは工業製品の美のこだわりな気がします。スペーサーのバリが無くて高精度のCNC加工なのでしょうかね、これも質感が高い。
実走前の準備
設置位置はいつもと変わらずここ。
撮影用に片づけようとしましたが、誰に頼まれている訳でも無いしわざわざ商業的なレビューをするのも嫌なので一般的なレビューにしたかったのと面倒だったのでそのまま撮影。(面倒が9割)
いつも端っこにはいつも子供の自転車とホイール達が鎮座してます。
アームの底がネジになっていて高さや左右差を出すことが出来ますが、私は特に必要ありませんでした。
全体的に小さく私が今まで使用したものよりもフライホイールも小径であるため、低重心。前よりも10cmくらい搭載位置が下がりました。
こういうものって5-7年使っていてもおかしくない高額製品なので一般人が3年という短期間で変更することも無いでしょうし、借りてレビュー以外のブログもみたことありませんでしたので是非参考にしてください。
逆に購入を検討している人から質問バンバン来てほしいというのが個人的な希望です。
ソフトウェアアップデート
アプリをダウンロードしたら3つの選択肢がポツンとあるのでSoftwareUpdateを選択
20分あれば多分終わります。個人的には速度の速い家庭に設置したネットからWi-Fiを設置するのが推奨ですね。
中途半端なネットワークだとかなり時間がかかりそうだと予想します。携帯キャリアのネットワークはパケット量的にも多くなりそうですし速度的にもお勧めしません。
どうせZwiftやるなら固定回線があったほうがいいでしょうし。
私が契約しているのが【auひかり】です。別に固定回線であればある一部を除き大体どこでも一緒かと。
※一応インターネットに関係するネットワークエンジニアなのでコメントいただければ個別に回答します。
キャリブレーション
キャリブレーションのボタンを押すんですが、すごくわかりにくい。
でもとりあえず書いてある数値になるように回すだけで完了です。
※キャリブレーションとソフトウェアアップデートは電源を入れなおすか、ペダル回してください。そうするとBluetoothで認識してくれるのでその認識されたものをポチっとしてください。
実走
SARISに変更してから実走にして3日約4時間ほどトレーニングしました。
検証時間としては足りない感じは否めませんが、今後も使い続けるので何かしらブログにすると思います。最初のレビューとして生暖かく見てください。
一つ目:筋肉への反応が滑らか。
120wとかであれば140に上振れてから120に下げてくるような機械的な調整は入りません。きっちり120なら120出してくれます。疲れてきているときにも邪魔になりません。
結局比較になってしまいますが、前使用していたものは若干振れ幅が大きく抵抗値が上がってから設定値に下がってくる状態なので120wであれば【140-100-120】というように上げて下げて規定値。という疲れているときにはやってほしくない負荷がかかってきます。
その点、SARISH3はワット数値の上下幅を少なくして5分ごとに5wずつ下げられても20wくらい上がったり下がったりしないとしばらく気が付かないと思います。いやもう笑えるくらい滑らか。
特にFTP付近でのトレーニングでは気にもならないです。TrainerRoadのメニューをやっていて何となくキツいなと気が付いたらFTP105%になっていたりと気を付けいれば気付きますが目隠しされたらいつ抵抗に変化が加わったのかわかりません。
二つ目:しつこいけど精度が高い。
ホイールを装着してリアディレイラーの調整をした状態からトレーナーを装着すると若干ずれます。
これは致し方ないですが、そのズレがかなり小さくなりました。スプロケとチェーンがチャリチャリいうような嫌な音しません。(前のトレーナーはQRを締めたときにディレーラーハンガーを押しているような動きがありました。)
筐体の剛性と精度が高くなっていてQRを締めこんでもズレたりしないのです。精度よりも作りの問題でしょうけどね。スルーアクスルは検証できる機材が無いのでご勘弁をwしばらく私はQRです。
もしズレて音が鳴っていてもそれはもうホイールごとの公差だなと思ってもらっても良いかと思います。それぐらい精度が高いです。
前まで使用していたスマートトレーナーとの比較
3年前の製品と比べるのも両社に対して失礼なのかも知れませんがあえて書きたいと思います。
他社同士且つ3年以上の期間がある新旧製品。かなりの差が無いのか、差があっても実用域では問題がないのか。買い替えを検討できるものなのか。
技術の進歩、製品美、負荷の電子コントロール、付属アプリケーション、社外アプリケーションとの連携色々あると思います。というよりも前述しましたが、余程のことがない限りこんな早く買い替えをする奴いないんじゃないか。
SARISH3を批判寄りに評価
弱小ブログだからできる批判をひねり出したいと思います。影響力が無い分書き放題です。
ブログくらいは名誉棄損にならない程度に好きに生きたいと思います。
しかもElite社ディレートにはお世話になりましたし、初めてのローラーで思い入れがあります。そういったことを加味して、いざ。
フロントホイールを乗っける台はロードバイクタイヤだと入れにくい。はめこむ訳ではないのですが、キッチリくぼみを作っていることで前後位置をキッチリ取らないといけないのでラフに置けない感じです。その代わりMTBだといいゆとりができている気がします。また、裏面のすべり止めあったらよかったんだろうなとは思います。私はタイルカーペットを敷くのでそのままでもいいですが、あれば尚可というところでしょうかね。
ディレートについては別で書きますのでここではそっとしておきます。
正直かなり違うディレートも実用域では問題ありませんが、チェーンとのかみ合わせが調整してもディレーラーハンガーがずれるのでどうしようも出来ないことが辛かったです。3年後に発売されたSARISH3の方が断然良いということは重ねて申し上げておきたいです。
余談ですが私の知り合いはコレ敷いてました。ピアノ用のやつは盲点だったw
批判寄りで書こうと意気込んだんですが、これ以上無理でした。
アプリの使い勝手は良いものとは言えませんがこの筐体は他のトレーニングアプリを使う前提で作っているようなアプリになるので、ZwiftやTrainerRoad使ってくださいと言っているように思います。なんせ自社アプリの解説はほとんどありませんし、Zwiftの30日無料券ついてたくらいですからね。
あとは買い替えの検討ですかね。
もし仮に「壊れたから新しいローラを」と思っているのであれば絶賛オススメします。(最終的な判断は自己責任で)
ですが、Elite社のディレートから購買欲で買い替えであればいらないと思います。使用してみて買い替えてよかったと心底思いますが既に持っているなら要りません(キッパリ)
それなら空力を考慮したヘルメットやレーパンを購入してください。そちらの方が遥かに有益です。
でも買ってほしい。これは不満も出ないし後悔しない。
どこが安いかといわれると最安値のwiggleは在庫無かったですし、楽天やAmazonとかは1万円くらい上乗せで壊れたときのやり取りが面倒なので私の中では二の足を踏みました。んで結果的に候補に出たのがワイズロードオンライン。
15時までの注文なら即日発送で確かに早かったです。金額も126,720円と国内では送料無料の最安値。
※金額は私が購入した2020/6/15のタイミングなので悪しからず。
総評
まず、お気に入りに入ったもののレビューを書くのは気持ちが良かったw
また、こんなにも3年の技術進歩に変化があるとは思ってもいませんでした。むしろSARISH3の会社がスマートトレーナーとしての老舗といえば老舗ですから私が知らなかったという方が正確でしょうね。
私自身、インフラエンジニアなのでそういうものに敏感だと思ってタカくくっていました。どうせ想像とそこまで乖離していないだろうという思いで購入しました。
インフラIT屋さんなので先進的で流れるような業界ですが中でも変化を嫌う人種なんです。
その私が(お前のこと知らねーしとかいうな)メーカーを変えて新しいものにチャレンジしたのもSARIS(サリス)のホームページで説明とかを見ていてフライホイールの調整ページを見て心に来るものがあったのでいくつか悩みましたがSARISH3に決定しました。
まだまだこの先SARISと一緒にトレーニングすることになると思いますので参考にできるような実走レビューを作りたいと思います。
では締めますね。
現時点で私の最高は【SARIS H3】
コメント
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