3児のPapa3ぶろぐ

MadoneSL6にレーシングゼロナイトを履かせた。

これはレビューのように条件を揃えてもいませんので、あくまでもイチ感想ですので暇つぶし程度に見ていってください。

結果から言うと速い。

初っ端から語彙力の低さを提言するような「速い」から始まりましたが
本当に速いんだもの。

MadoneSL6を納車したときの記事を書きましたが問題無いと言いつつも
やはり完成車付属のAEOLUScomp5はダルさがあります。

軽量且つ高剛性のカーボンディープリムを
私が持っている訳でもなくすべてのディープリムがそうとは言いませんが
このAEOLUScomp5はアルミリムにカーボンラッピングなので重量が効いているようです。

私のMadoneはカーボンロードバイクでは重たい車体(8.2kg+ペダル等)の部類ですが走り出せば全く気になりません。
そもそもAEOLUScomp5だったときもダンシングしてシュータッチするとか極端に問題を感じなかったので、
【軽くなって速く感じる。】くらい月並みなことしか言えないのが正直なところです。

TREKのロードバイクを乗っているとボントレガーじゃなきゃ見た目のイメージに
違和感が出るのは拭えないですが、あくまでも趣味ですし自己満足の世界で良いですよね。中にはTREKを乗らないとボントレガーも知らない人もいますし。

空気抵抗が気になる。

気になった点はほぼ正面から突然の向かい風が起きたときに押し戻される感覚になりました。
「あ、これが空気抵抗か」と。
実際は感じてはいたもののAEOLUScomp5で走ってからレーゼロナイトに履き替えたので違いをモロに感じることができました。

札幌なので基本盆地平野しか無いところを突き進むことが多いのですが、
私が大好きなカンチェラーラ様の気分で一人タイムトライアルモードを
楽しんでいる後半にこの突風が来たら嫌だなと思いました。

実際インターバルをしながら走るので信号停止以外は結構無理して35-39km/hくらいを出します。
その時に海も近いこともあり風速0なんてことは無いので行き帰りのどちらかは向かい風になります。

ちなみに私が2020年1月に測ったときのFTPは170w程度だと記憶してます。68kgの170ｗなのでパワーウエイトレシオは2.5w/kgです。
私のFTPやパワーウエイトレシオが弱いのか強いのか分からない方に申し上げますと初心者と同等です。
「戦闘力たったの●●かゴミめ。」と言われると練習しないながらも悔しいので自分の保身のために重ねて申し上げますと5秒パワーだけは16.46w/kgです。
すみません。私のどうでもいい情報でしたがご参考までに。

そうすると仮に風速0の35km/hの状態から突然、風速3-5mになるとおそらく
40km/h以上で進んでいるのと同等かそれ以上の空気抵抗になるはずです。
突風なども含めて一般ユーザ向けにTREKやスペシャライズドのメーカーが50km/hの風洞実験をしているのかもしくは完全にレース機材として実験するために50km/hなのか深いところまでわかりません。

物理学の観点からフワフワしている知識量でも分かることは
軽量化が及ぼす削減ワット数よりも、空気抵抗が及ぼす抵抗の方が遥かに大きくなることです。

多分皆様も御存じかと思いますが斜度2％以下の平地を高速域で走行しているロードバイクにおいて軽量化はほぼ効果はありません。
スネ毛処理で5wほど削減できても5w削減した除去した体毛の数グラム分の軽量化は改善できるワット数は皆無ですね。というか改善するのか？実験としてハッキリ分かる優位な数値は出ないと思う。
(※どこの研究だったかはうろ覚えです、すみません)

正確にワット数を計測できるわけでもなく、風も同条件で出すこともできなく
大体の計測している論文やTREKの実験は40-50km/hというえげつない実験なので
ホビーユーザーには参考にならないのが歯がゆいところですが、正直感覚で私の私のための正解を出すしかないんだなと悟りました。

ここまで書きまして私の結論としては普段使いでもレーゼロでも良いかなと思います。
もちろん私が私の機材を使って選考会？したので疑問なく答えはでました。
私のフィーリングとして好きな方はフルクラムレーシングゼロナイトでした。
私の脚には純正ホイールは重くて減速してしまった速度を最高速まで引き上げる方が肉体的にも精神的にも負担です。

比較したところは？

フライホイール効果として等速直線運動を維持しやすいのは空気抵抗も考えてある重量の重いAEOLUScomp5。
再加速の掛かりが良く転がり抵抗も低くAEOLUScomp5と比べて軽いのがレーゼロナイト。

簡単な総評はそんな結果です。

向かい風の突風で速度が落ちてしまった後に脚を使って戻す時間が短い方が私として負担がなく楽です。
私の巡航速度が42km/hで1時間以上回せる力があるなら低ドラックのAEOLUScomp5に軍配が上がりますが
今の私では練習時の速度から言ってもレーゼロナイトが最高です。
転がり抵抗も低く、速度の落ちも少ない印象です。
転がり抵抗が低く感じたのが私にとっての決め手です。
前の記事にも書きましたが、レーシングゼロナイトを履いた状態で走ると
硬さは感じますが新円を保ってるように感じまして乗っていて気持ちが良かったです。
ケイデンスを下げずに93-115くらいが一番気持ち良いのではないでしょうか。(私がこの範囲というだけです)
ホイールの歪みからくる反力を使うように無理に踏み込もうとすると脚にくるので私はおすすめしてません。
レーゼロナイトの話は前の記事で話をしてるのでそちらで。

細かい話というかケチな話

私の今までの履いたホイールの経験から相対的に嘘偽りなく判断はしましたし実益なところですと上記に記載した通りですが、リムブレーキ部分がアルミの面剥き出しなのがカッコ悪いなということもとても大きいです。実際高価な趣味ですし見た目も大事。
フルクラムのPEO加工のようにブレーキ面が黒ければ使ったかもしれませんｗ
また、欲しくて購入した10万超えのホイールを良い悪いで履かない選択肢にはならないかなと。
しかも純正とお気に入りのホイールを比べる方と贔屓目に判断してしまいますし。
この純正ボントレガーホイールはTREKで個別販売しているラインナップにはありますが、リムハイトが高いアルミリムは値段的には高いですし周りの社外ホイールの価格帯と比べて値段に合っている性能かは正直疑問です。

唯一悩ましい点は子供とサイクリングに行くこと。
つまり、ブレーキを多用する。
レーゼロナイトはブレーキシューを減らして止めるタイプのブレーキです。
出来る限りリムを保護するようにゴムがすごく減ります。
そうすると純正のホイールがノーマルブレーキなので気持ちが楽です。

なぜか？ノーマルブレーキはゴムだけであれば800円程度でかなりの時間使えます。
でもプラズマ加工用ブレーキは4個で約4-5000円で山が多い200kmライドを4回やればフロントブレーキはお亡くなりになります。(海外サイトであれば購入金額は半分近いかも)

そんな超消耗品を装着して子供とサイクリングに行けばだらだらブレーキ掛けることもありますしそんな状態でサイクリングに行けばすぐブレーキシューは減るでしょう。
かといってMTBだと重たくて子供の自転車を担ぐときに自分のが精神的に邪魔しますので軽い自転車をもっていきたいのが正直なところです。

ブレーキシュー交換もMadoneは面倒ですし、一度変更したら変えたくない。。。
それでもカッコイイから使う。
オサレは我慢という名言もありますから。

最後に伝えたいこと。

MadoneSL6のエアロフレームと高剛性と言われるレーシングゼロナイトの組み合わせですがペダリングが雑でも変形せずに推進力に変えてくれる印象でした。
最初純正ホイールを使用してもフレームの剛性が高いからなのかたわみなどファジーなところが少ないと感じましたが
今回レーシングゼロナイトに履き替えてその剛性さが顕著に出るようになりました。
私が何も考えず力任せに踏んでもペダリングに気を遣う必要がなく小細工をしなくていいので走ってて気持ちが良いです。
人によってMadoneとレーゼロナイトの組み合わせは向き不向きがあるとは思いますが、踏み切れるからと言って筋肉に無理させずに
筋肉と会話しながら普段より5-10ほどケイデンスを上げて回すと脚を残してくれます。
ですが、脚を残せてISOスピードがあるMadoneでも振動や突き上げで脊柱起立筋や広背筋、前鋸筋が削られていきます。
そのせいで上半身が使えなくなり脚が売り切れる場合もあるでしょう。
ですが、体力と引き換えに高効率のパワーを手に入れられて私はニヤニヤしてしまいます。

自分が持っている以上のスペックのホイールやフレームを見るとキリがありませんし、
それを考えて組み合わせると私が机上で知っている限りおそらくLOOKのトラック競技用フレームにバトンホイールディスクホイールという組み合わせがカリカリのパッキパキだと思います。
競輪で2000w出すような化け物S級S班の日本代表が世界選手権で使っているくらいですからそのくらいのキャパシティはあるでしょう。(持っていないので想像です)

おそらく私のマシンは一般的にはあまり見ない組み合わせになるとは思いますが、
持っているorこれから購入するなら最弱の組み合わせと最強の組み合わせを楽しむのも
趣味ではないでしょうかね。

結果、私の財力と私の力でもっとも良い組み合わせがMadoneSL6にレーゼロナイトという組み合わせになりました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
皆様の助力になれば幸いです。
それでは皆様も楽しいロードバイク生活を！！